〜サリドマイドが抱える問題から社会のありようを捉える〜
サリドマイドは1957年に西ドイツの製薬会社が開発した睡眠薬で、日本では1950年代末から1960年代初頭まで、睡眠薬や胃腸薬に使われ販売されました。サリドマイドの胃腸薬は、つわり止めとして推奨されたことから、服用した妊婦の胎内で胎児は副作用で四肢、耳、内臓などに奇形を起こしました。世界規模で見れば10,000人以上が被害を受け、日本でも被害者数は1000人を超えたと言われています。1963年、被害者は国と製薬会社を訴え、原因の究明と救済を求め裁判を起こしました。1974年、11年もの長い闘争の後でようやく和解が結ばれました。そこから長い時間が流れましたが、胎内で副作用を負った被害者の身体は、通常の身体と構造が著しく異なるせいで、既存の医療体制では充分にサポートが受けられないことがわかっていきました。2000年以降、体調不良を訴える人が増え、健康問題などに向き合おうと国際サリドマイドシンポジウム、サリドマイドミーティングを開催したいと思います。参加費は無料です。
【サリドマイドシンポジウム開催概要】
体調不良は、本人や家族の高齢化が進んだことによる環境の悪化だけではなく、体を酷使したことによる二次障害、知られていない未知の健康問題など指摘されています。慢性的な痛みや疲労があることで、これまで可能だった自立した生活の維持が困難になり、支援への依存度が高まるが既存の制度では対応しきれていない現状があります。
【開催目的】
これらの深刻化する生活環境の悪化に対し、被害者が直面している問題を社会と共有しながら、私たちはどう課題に向き合ったら良いか考えました。医療/福祉/政策の各分野で支援が必要な現状であることは間違いないのですが、複合的な先天異常を抱えるサリドマイドは、既存の制度の中で解決するのが難しいと感じています。海外のサリドマイドたちがどう向き合っているのか、どう乗り越えようとしているのか情報を共有したいと思います。孤独感が増す中で、海外のサリドマイドと勇気や友情を分かち合い、本来の自分の歩く道をとらえていきたいと思います。家族に愛され愛する人生だったのか、患者として患者の権利に守られたのか、日本は国として正義を行うことができたのだろうか? サリドマイドとして生まれてきたドイツや台湾の人々とともに、それぞれの情報を共有することで「自分たちのあるべき人生」を読み取っていきたいと思います。サリドマイドの⼈々がどんなふうに⽣きてきたのか。60 年代に社会を震撼させた薬害事件の当事者が、どういう終わりに向かっているのか。⽇本社会は知る必要があると思います。
*ドイツ語通訳、英語通訳、要約筆記、手話通訳がつきます。交通費、宿泊費の合計が15,000円を超える場合は、サリドマイドご本人に限り10,000 円を超えた場合、10,000 円を上限に超えた部分を補助いたします。ご利用の場合は、領収書をご提示ください。
【サリドマイドミーティング】 50人程度の参加を予定
日 時:2025年10月17日15:00〜18:00
開催場所:東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル9F 905号室
開催内容;来日されるシンポジストの皆さんと、少人数でじっくり親しく交流ができる集いの場をセッティングしました。
【国際サリドマイドシンポジウム】 200人程度の参加を予定
日 時:2025年10月18日15:00〜19:00
開催場所:東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル9F Vision Hall
開催内容;ドイツ、台湾のサリドマイド当事者などによる実態報告と今後の課題
【今回のイベント来場者】
市民、医療関係者、大学生、サリドマイドなど
【広報計画】
大学・医療機関・自治体の広報協力を得て情報を発信
SNS(X/Facebook/YouTube)とウェブサイトで周知
地元新聞・医療系メディアへの情報提供
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主催/企画:増山ゆかり 共催:One Team
お問い合わせ/お申し込み:
vza02115@nifty.com 増山ゆかりのメールアドレス
090 8495 4897 (仕事中は出られません。ご了承ください)


